ローカルLLM 構築支援

業務を自動化する AI を、
自社の PC で動かす。

クラウドに業務データを出さずに済みます。月額もかかりません。 必要なのは グラフィックボード(GPU)を積んだ PC 1台です。 このページは、その 1 台に何を選べばよいかを診断します。

動かすのは XII-KnotPlus1(トゥエルブ・ノットプラスワン)。 12 業種 + IT(Plus1)の業務を対象に開発中の、業務自動化に特化した AI モデルです。

VRAM は、エージェントの数では変わりません

GPU に載っているメモリを VRAM と呼びます。 ここを決めるのは「AI モデルの大きさ」と「一度に読ませる文の長さ」で、 動かすエージェントやワークフローの数ではありません。 エージェントを増やすと変わるのは、処理にかかる時間だけです。

同時に動かす
エージェント
使った VRAMかかった時間成否
1 体2.33 GB 5.0 秒成功
4 体2.31 GB 7.1 秒4/4 成功
8 体2.31 GB 12.9 秒8/8 成功
12 体2.30 GB 20.0 秒12/12 成功

この数字は実測です。開発機(RTX 3050・VRAM 6GB)で、 XII-KnotPlus1 に本物の設計図を同時に作らせて測りました(2026-09-14)。 12 体同時でも VRAM は増えず、12 件すべて成功しました。 VRAM 6GB のうち、使ったのは 2.3GB だけです。 AI を動かす仕組みが、文の置き場所を先にまとめて確保するためです。
つまり、VRAM 4GB の GPU があれば、業務を何本回しても足ります。

VRAM を増やす意味があるのは、この 3 つです

したいこと増える VRAM
別の製品を同時に常駐させる
(業務用と学習支援を1台で、など)
1 つにつき 約 2 GB
より賢い、大きな AI モデルに載せ替える モデル次第
一度にとても長い文を読ませる
(8千字 → 1万6千字)
約 0.3 GB

以前このページには「VRAM 6GB で 3 体、12GB で 6 体」と書いていました。 これは誤りでした。 3 体というのは3 つの別製品を同時に載せた測定で、 同じ製品のエージェントを増やす話ではありませんでした。 お客様に不要な出費をさせるところでした。お詫びして訂正します。

確かめた GPU から選ぶ

ここに出ているのは、弊社が仕様を確かめた製品だけです。 「書いてあるとおりに買ったのに組み込めない」を起こさないため、 確認できていない製品は載せていません。

ただいま調査中です。
候補は 41 製品ありますが、仕様をメーカー資料で確かめたものはまだありません。
確かめられた製品から、ここに掲載していきます。お急ぎの場合は個別にご相談ください。

診断してみる

1 いま何を持っていますか

2 どの業種ですか

3 いくつの業務を自動化したいですか

1 つの業務におよそ 1〜2 体のエージェントが要ります。 たとえば「受け取る係」と「点検する係」で 2 体です。
体数が増えても、必要な VRAM は変わりません。変わるのは処理時間です。

これから買う場合

価格は変動します。下の金額は 2026 年 9 月時点のおおよその目安で、 購入前に必ず現在の価格をご確認ください。

これで足ります

VRAM 4〜6GB

エージェントは何体でも

  • 手持ちのデスクトップに GPU を 1 枚足すだけで済むことが多い
  • 電源容量(下の表で確認)と、GPU が入る奥行きだけ確認
  • 業務を何本回しても、この容量で変わりません(実測)
  • 開発機がこの構成です。モデルの学習まで、この 6GB で行いました

GPU のみ 3〜6 万円程度

先を見るなら

VRAM 12〜16GB

複数の製品を同時に常駐

  • 業務用と学習支援を、1 台で同時に動かせる
  • より賢い大きなモデルへ載せ替える余地が残る。 ここが VRAM を増やす一番の理由です
  • 24 時間動かすなら、電源とケースの冷却に余裕を

GPU のみ 8〜15 万円程度

大きなモデルを使う

VRAM 24GB 以上

将来の載せ替えに備える

  • 業務の数のためではありません。より大きな AI モデルを 丸ごと載せるための容量です
  • 製品をいくつ常駐させても余る
  • 設置場所の騒音と発熱を考慮すること

GPU のみ 25〜50 万円程度

GPU 以外に必要なもの

メインメモリ

16GB 以上

32GB あると、大きなモデルも CPU 側に逃がして動かせます。 開発機は 30GB で、79.7B(約 800 億パラメータ)のモデル動作も確認できています

保存容量

空き 50GB 以上

モデル本体が 1.9GB、実行環境を含めて約 3.4GB。 余裕を見てこの程度

CPU

こだわらなくてよい

開発機は Ryzen 5 5500。処理は GPU が行うため、 CPU の性能は結果にほとんど影響しません

NPU

不要

AI 向けと宣伝される NPU は、この用途では役に立ちません。 専用のメモリを持たないためです。VRAM にお金をかけてください

OS

Linux / Windows

開発と検証は Linux ゲスト OS で行っています

電源

GPU による

いちばん見落とされる部分です。下の表をご覧ください

電源ユニット(ここが見落とされます)

GPU を差しても電源が足りなければ動きません。 起動しない、負荷がかかると落ちる、という形で現れます。 必要な容量は GPU によって大きく変わります。

GPU の VRAM電源容量
の目安
補助電源
6 GB 550 W 不要〜8ピン×1。既存の電源で足りることが多い
12 GB 650 W 8ピン×1〜2。交換が要ることがあります
24 GB 850 W 8ピン×3 または 12VHPWR。ほぼ交換が要ります

24 時間動かすことを前提に、余裕をもった容量にしています。 常時稼働では、上限ぎりぎりで使い続けると電源の寿命が縮みます。 上の値は目安であり、実際に選ぶ GPU の仕様(消費電力・補助電源の形)で 最終的に決めます。お見積りの際に確認します。

置くのは事務所の PC、使うのは手元の携帯

AI 本体と、エージェントを動かし続ける仕組みは事務所の PC に置きます。 携帯は窓口です。この役割分担は変えられません。

事務所の PC

  • AI モデル本体
  • エージェントが 24 時間 365 日 動き続ける
  • 業務データの保管

手元の iPhone / Android

  • 稼働状況を見る
  • 承認・却下をその場で行う
  • ブラウザで開くだけ。アプリの導入は不要

事務所の外から使うなら、中継サーバが 1 台要ります

GPU のほかに、これが要ります。 事務所の PC が「外へつなぎに行く」先が必要なためです。 事務所の中だけでお使いになる場合は要りません。

  • レンタルサーバ(VPS)1 台。お客様名義でご契約いただきます
  • 月額 約 1,000 円(お客様のお支払い)。 当社が実際に契約している額です(さくらのVPS)。 ご契約先と構成によって変わるため、ご相談時に実額をお伝えします
  • ドメインをお持ちなら、追加費用はかかりません。 すでにお持ちのドメインに名前を 1 つ足すだけです(例: ai.〇〇.co.jp)。 名前はお客様のものですので、当社との契約が終わっても残ります
  • ドメインをお持ちでない場合は、当社の名前をお貸しします(年額 4,000 円)。 取得も更新も当社が行うため、お客様の手続きはありません。 2 年目からは、次の 1 年をまとめてなら年額 4,000 円、 短い期間でお使いなら月額 500 円から選べます。 年額分の返金はいたしませんので、 途中でおやめになる可能性がある場合は月額をお選びください。 ただしお貸しした名前は、ご契約が終わると使えなくなります
  • 受け渡すだけの役割です。AI は動かず、データも保存しません
  • 設定は当社が行います(証明書の取得と設定を含みます)

携帯に AI を置けないのは性能の問題ではありません。iOS も Android も、 アプリを何時間も常駐させ続けることを許しません。 「毎朝 9 時に動く」「メールの着信を待つ」といった仕事が成り立たないためです。